中村倫也company~「『ルードヴィヒ~』思い出して~」

~ 接点なきサポーター ~

 

長~い行列が出来ているのでしょうね。

東京では、外のバルコニーまでず~っと並んでいました。

 

思い出します。

 

チラシの束も、当日券で入場できるころには、無いこともしばしばでした。

 

舞台の場面が今でも思い出されます。

 

 

ベートーベンの髪の毛は、とにかくいつもぐちゃぐちゃでしたね。

 

今浮かんできたのが、

 

難聴になり始め、絶望感で泣き叫び上着(タキシード)を脱ぎ捨てるのですがそのときの段取りが、ほぼ完ぺき、いや完璧なのです。

 

脱ぎ捨てるとき、いつも!いつもなのですが、

 

先ずは右手を抜きます。その時正常に腕を抜きます。つまりタキシードの右袖は表になっています。

 

次に、左腕は乱暴に脱ぎ裏返しになります。

 

さて、脱ぎ捨てたタキシードはピアノのそばの床の上ですが、

 

タキシードを脱ぎ捨て床にたたきつけるまでの時間は恐らく数秒の演技です。

 

興奮状態のベートーベンを演じながら、かなり冷静ということですね。

 

 

のちの場面で、床から拾い上げ片方の袖を直して着るのです。

 

その流れが、狂いがないというかいつも同じなのです。

 

 

冷静だからと言って、ものすごい集中力で感情移入されているのですから驚くしかありません。

 

それは証明出来るのは、彼の涙です。

 

台詞と共に目が見る見るうちに赤くなり涙が溢れ出るのです。

 

毎回毎回です。

・・・本当に凄い役者さんです。

 

それは、ドラマでも、映画でも感じることですね。

 

 

プライベートの中村さんは、大人になってから泣くことはそうない。みたいなことを仰っていたような気がします。

 

涙は、芝居のものなのでしょうか。

 

舞台の幕が上がったようです。