〜 接点なきサポーター 〜
36枚目の写真
カールの気持ちをよそに・・・
久しぶりに訪ねてきたマリーに、
「そうだ、この子のピアノを聞いてくれ。」
と、ベートーベンは嬉そうに自慢げに言います。
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マリーとの再開を祝って、ワインで乾杯し、
これまでのマリーの話を聞きます。
「その服はなんだ?・・・流行っているのか?」
「これは、鎧です。」
女では通用しないことも、鎧を着ることで、否定が肯定に・・・
と、
これまでのことを歌で綴ります。
38枚目の写真
カール
「あなたは、私を憎んでいる。」
ベートーベン
「なんだってー!」
カールはベートーベンに縛られてきたこれまでの人生を、歌と語りで爆発させます。
♬ピアノに殴られ〜母と引き裂かれ〜♬
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マリーは、「長居をしすぎました。」
と、ピアノの上のバックを持ちます。
カール
「待って下さい。マリーさん聞いて下さい。」
演奏会のチラシを手に取り、
「僕に黙って、勝手に演奏会まで決めてきた。」(そんなニュアンスの台詞)
マリーは2人のそれぞれの気持ちがわかるだけ、心に苦しくのしかかるようす。
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「あなたは、僕の話をきかないのは、耳が聴こえないからじゃない。聞こうとしないからだ。」
♬愛〜 愛〜 愛〜♬
41枚目の写真
「お前は、私だー!あの頃の私は今のお前だー」(そのようなニュアンスの台詞)
ベートーベンは必死に、カールを愛していること、今の自分にはお前しかいないと訴えます。
しかし、壊れかかったカールの心には届きません。
42枚めの写真
「お前は、あの日の私を超える!」
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「か・ん・き」
『歓喜の歌』の生まれた瞬間
ピアノの上で両手を広げ天井から大量のバラの花弁が舞います。(回転しています)
階段のようなピアノのセットが大きな音と共にくずれます。
*書いていると、舞台が蘇り、辛くなりました。
涙も溢れ出てきます。・・・この辺で、また後ほどにします。