〜 接点なきサポーター 〜
今日は横浜に出張ですので、『ルードヴィヒ〜』に間に合うように向かわなければ!
延長がもう少し早くお知らせしてくだされば、弾丸観劇にはならなかったとは思うのですが、
ともあれ、毎日のように『ルードヴィヒ〜』を観劇することは、歓喜!ですので
やはり幸福です。
新宿ピカデリーでは、『ルードヴィヒ〜』を3回鑑賞できたのですが、階ごとのスクリーンなので、それほどの混雑もなくゆったりと鑑賞できて良い感じです。
今のところ、
一度も同じスクリーンではありません。
今日で8回目ですが、毎回新鮮な気持ちで鑑賞できています。
ルードヴィヒがマリーとワインで乾杯その後椅子に座り二人の会話・・・
ルードヴィヒ
右足の靴紐をさり気なく結びます。
その様子を見ると、
思い出してしまいました。
あれは最大のアクシデント!でした。
左足の衣装の内腿から膝の辺りまで破けたことかありました。
・・・・
ピアノの上に立ち、ピストルを眉間に当て自死しようとするとき、
ウォルターが駆け込んてきます。
・・・ルードヴィヒはピアノの周りをぐるぐるウォルターを追いかけます。
・・・ルードヴィヒは、ウォルターを捕まえ肩に抱えます。
そこへ、マリーが入ってきて
ルードヴィヒを袋叩きにして!ウォルターを助けます。
ルードヴィヒは反動でくるくる回転して転がり〜
このときです。破けています。
はじめは、黒のはずが
肌色が見え・・・???
破けているーー。
と衝撃でした。
何事もないように、舞台は、進行します。
そしてルードヴィヒが長椅子に座ったとき!ほんの一瞬、破けたところに視線を向けました。
その一瞬見ただけでした。
いつものように進行していきます。
なるべく早くお客様がその破けたところが見えにくいように、立ち位置の角度や足の位置を変えていました。
そのままの進行で〜
耳が聞こえなくなった事で全てに落胆し死のうとしていたルードヴィヒは、マリーの言葉で、自分の中の溢れる音楽に気付き、生まれ変わります。・・・ここで少しの時間ルードヴィヒは掃けます。
そして、『運命』の音楽とともにバルコニーから登場します。
きっと、履き替えたのだろうと、観客誰もが思ったことでしょう。
少なくとも私は思いました。・・・
が、同じ衣装でした。
急いで上(股)の方から作ろったのでしょう、股の部分は何とか塞がっていました。膝に近いところはまだ肌色がちらついていましてが、大分目立たなくなりました。
その衣装で最後まで、普通通りにルードヴィヒは板の上に立っていました。
中村倫也さんは、そこにルードヴィヒを成立させ続けていました。
いやーー!ドキドキが止まらないくらいでしたが、ルードヴィヒは少しの動揺もなかったことで、観客は、奇声の一つもなくただ静かに鑑賞していました。
後ろの方の人は気づかずに観劇していた方も多かったようです。
ただ舞台間近の方々は、際どい破け方にドキドキしていたようです。
カーテンコールのとき、中村さんは!股のところを抑えて笑っていました。。そこに大きな拍手が焼き起こりました。
「ヘヘっ」っていう感じの、中村さんの表情が・・・何とも凄い役者さんだと思いました。
そういえば、『狐晴明九尾狩』のときもあリましたね。
剣が客席に飛んでいった!
その時は、チャーリー(浅利陽介)さんが拾って渡してくれたという、素晴らしい連携でした。
それまで腕を広げ剣があるように何事もなかったように殺陣は続きました。
その時も、晴明は成立していました。
やはり後ろの方の方々は気付かなかったようです。
『中村倫也』凄い役者です。
#中村倫也#ルードヴィヒ#狐晴明九尾狩