〜接点なきサポーター 〜
いつも楽しく拝見しています。
*以下は記事を抜粋引用しました。
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まずは「藻葛前(もくずのまえ)」から。千年生きて術を身につけた御霊狐(みたまぎつね)という設定です。
狐と言えば狸と並んで人を化かすというイメージがありますよね。かと思えば稲荷神の使いとしての姿もあります。恐れられたり崇められたり。まあ、古来より特別な力のある動物であると思われていたようです。
平安時代には「玉藻前(たまものまえ)」という狐の妖怪の伝説があります。美女に化けて時の上皇に取り入って、国を傾けたりしたとか。また、安倍晴明が狐の子であるという伝説では、晴明の母親は「葛の葉(くずのは)」という狐であったとされています。
私の勝手な想像ですが、この「玉藻前」と「葛の葉」からインスパイアされたのが「藻葛前」なんじゃないかなとか思っています。「藻」と「葛」だからね。ただ、発音すると「海の藻屑」の「もくず」になってしまうところに中島かずきさんの悪意を感じるのは私だけでしょうか。
同様に、四体セットで出てくる今作オリジナルの妖かしたちも中島さんの創作です。運切りハサミで金運を切る「貧乏蟹」、人のやる気を奪う「ひだる亀」、油を垂らして立てなくする「油ましまし」、蛇腹ふいごで人々を吹き飛ばす「蛇腹御前」。
いずれもふざけた名前と、ふざけた必殺技と、ふざけたビジュアルを持つ妖かしたちです。ちなみに、このふざけたビジュアルはいのうえさんが描いたラフスケッチを元にインディ高橋くんがデザインしたそうです。
個人的には蛇腹御前の頭に、黄色いジャバラポンプ(ほら、ビニールプールとかを膨らませる、赤と青の口が付いたアレ)がくっついているのがお気に入りです。あと、油ましましが被っているラーメン丼っぽい帽子もね。
ちなみに、この四体は隙あらば楽器で演奏しています。貧乏蟹はカスタネット、ひだる亀はハンドパンドラム、油ましましは三味線、蛇腹御前はアコーディオン。しかも実際に演奏していて、その音も流れているんですよ。注意して聞いてみて下さいね。
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*詳しくはコチラからどうぞ〜
https://note.com/macoto0807/n/n6b87dfc3ef4a