〜接点なきサポーター 〜
『狐晴明九尾狩』の
千秋楽の日、
2階席から、しっかりと分かりました。
足元には五芒星
晴明が韻を踏みます。
左腕の人差し指と中指を立て、左手を指します。
左に青龍・・
上手、手前の柱が青く光りました。
青龍が浮かび上がります。
右に白虎・・
下手奥の柱が白く光り白虎が浮かび上がります。
前に朱雀・・
下手手前の柱が赤く光ります。
そして朱雀が浮かび上がります。
後ろに玄武・・
上手奥の柱が紫に光ります。
玄武が浮かび上がります。
四方の四神、百鬼を遷し妖魔を鎮めん。
急急如律令!!
音響!
光線が入り乱れる。
2階席から、
とても綺麗に見えました。
それから呪文を唱えるとき〜
いくつもの五芒星が板上に映し出され、
五芒星動きます。
光の演出は、
観客を、異世界に連れて行ってくれますね。
とても幻想的で美しいです。
*以下は粟根さんの記事を抜粋引用しました。
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青龍(せいりゅう)は東で青。
白虎(びゃっこ)は西で白。
朱雀(すざく)は南で赤。
玄武(げんぶ)は北で黒。
一幕終盤で利風の正体を暴こうとした晴明が唱える真言に「左に青龍、右に白虎、前に朱雀、後ろに玄武」とあるのは、南に向いた時の四神の各方位を表しているコトが判りますね。
この四神も照明によって表されています。舞台上にある四本の柱は、パッと見は木で出来ているような茶色ですが、内部に仕込んである照明によって自由に色を出すことができるのです。
一幕半ばの回想シーンで、元方院に取り憑いた藻葛前をあぶり出す時に、若き晴明と利風が真言を唱えます。その時には四本の柱が一本ずつ四色に光るのですよ。ただし、玄武の黒は表現できないので紫色になっていますけどね。
もちろん他のシーンでもこの柱の照明は大活躍しております。ホントに不思議なんだよね。ちゃんと木で出来ているように見えるのに、内部が光るとキレイに彩られるのです。ちなみに、この柱は四色だけじゃなくて、自由に色を出すことができます。ラストシーンで全部が真っ白になったりもしていましたよね。
新感線では照明も見逃せないんですよね。
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