中村倫也company〜「2016年・・中村倫也さん」

〜接点なきサポーター 〜

この記事は以前にも掲載したと思いますが、

内容で気になった所がありました。

今回は全文載せますが、

この次のブログでその部分を取り

上げて見たいと思います。

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以下は記事引用です。
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マイナビニュース

「月曜から日曜まで毎日ドラマに出たい」 - 俳優・中村倫也が語る野望
2016/03/10 12:00

著者:西森路代




目次
1
経験値が錆に変わる感覚があった
2
下町ロケット』ではピュアだけど器用な役という解釈



数多くの映画やドラマ、舞台に出演し、その実力から大きく注目されている俳優・中村倫也。3月5日に主演映画『星ガ丘ワンダーランド』が公開されたばかりだが、デビュー11年目をむかえ、仕事への考え方はどのように変化していったのだろうか。話を伺った。


中村倫也
1986年12月24日生まれ、東京都出身。2005年、映画『七人の弔』でデビュー。以降テレビ、舞台、映画と精力的に活躍。NHK大河ドラマ軍師官兵衛』、TX『アオイホノオ』、CX『ファーストクラス』、TBS『下町ロケット』(15/TBS)など話題作に出演、注目を集める。また数多くの舞台にも出演し初主演となる『ヒストリーボーイズ』(小川絵梨子演出)で読売演劇大賞優秀男優賞を受賞。15年12月~舞台『ライチ☆光クラブ』(演出:河原雅彦)では主演を務める。

スカウトで養成所に

――中村さんがこの仕事に入ったのはスカウトがきっかけとお聞きしたんですが。

中村:文字数を短くするとスカウトなんですけど、高校1年の時に同級生から突然電話がきて、「芸能界に興味ありますか?」と聞かれたんですよ。いきなりだったんで、「何言ってんだ?」と思いながら詳しく聞いてみると、その同級生の知り合いが今の事務所で働いていて、クラス写真で僕を見て電話することになったみたいなんですね。そのとき僕はずっとやっていたサッカーを辞めたタイミングで、やることも特になかったし、これも縁なのかなと思って社長に会ってみたんです。そしたら、事務所で養成所を始めるというので、高校2年の1年間、一期生として通って。そこで俳優ってなんとなく面白いなと思い、オーディションを受けて所属することになりました。だから、スカウトと言いつつも養成所あがりなんです。

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――養成所に通ったことは、その後の仕事に生かされましたか?


中村:行っててよかったなとは思いましたね。やっぱり世に出る前に試運転じゃないですけど、いろんなカリキュラムをやったというのは役に立って、ずぶの素人の高校生が現場で何もわからないでやるっていうことにはならないで済みました。カリキュラムは芝居とダンスとアクションとボイトレなんかがあって、特にアクションはデカかったですね。"かぶり"とか"うけ"とか用語もわかってましたし。アクションで習ったことを仕事で初めて使ったのは、18歳か19歳のとき、ドラマ『相棒』にゲストで出て、高架下でボコボコにされるシーンでした。やっててよかったなって思いましたね。


表現が「フォーマット化」
――そうやって10代から現在29歳になるまでやってきて10年以上の月日が経ちましたが、現場での立ち位置も変化してきたんじゃないでしょうか。

中村:最初はわからないながらもやってきたんですけど、ちょっとずつ仕組みや接し方もわかってきて、でもそれが変に邪魔になってきたときがあったんです。腕のない中で変な知恵ばかり身について、表現者として邪魔だなと思えたときがあって。

――それはどういうものだったんですか?


中村:こういう角度でこういう目線でセリフを言えば、こういう印象になるというフォーマットがなんとなく身についてしまって。でも、それってあくまでもフォーマットなのであり、もっとむき出しにしないといけないのに、下手にできちゃうからそれに頼ってしまうというか。それがいつからか邪魔に感じるようになりました。

――気づいてから、どうやってそれをやめていったんですか?

中村:一切やらないようにしました。経験値が錆に変わって、関節が動きづらくなるような感覚があって。本当に必要な経験は外側じゃなくて内側につくもんだと思ったので、錆をひっぺがそうとしたり、無理やり動かしたりとか、そういう感覚の中にいました。急にやめられるものじゃないので、徐々になんでしょうけど。

ブツクサ言っていたころに先輩の助言
――芸能生活の中で、誰かの言ってくれた言葉で印象に残っているものはありますか?

中村:ありますね。一番デカかったのは、24~5歳のブツクサ言ってたころの言葉です。「お前は何がしたいんだ」と言われて、即答できなくなっている自分がいて。デビューしたばかりのころは、無駄な野心と野望ばかりだったんですけど、そのころは何をしたいのか、どうなりたいのかが見えなくなってて。それで、初心を思い返したら、ブツクサ言うことがなくなったんです。結局、自分次第なんだなと思いました。

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――それは先輩の助言だったんですか?

中村:そうです。


――そういうブツクサ言ってた時期と、錆がついてた時期は、重なっていたんですか?

中村:重なってたと思います。バカだったんですよね。ちゃんとバカだったというか。若い頃って……と言っても今も若いんで、思春期から地に足が着くまでって、頭でっかちでわかったような気になるもんですよね。自分ってものを拡大解釈するか、すごく小さく見るかのどっちかだと思うんですけど、僕は拡大解釈するほうのバカだったんで。

――今はどういう解釈をされるようになったんでしょう。

中村:今は、拡大解釈はせずに、一個一個やりたいことのために頑張るだけって感じです。もちろん、主演をやらせてもらったり、いろいろ背負うべき責任もできてきて、それは喜び勇んで背負うつもりだし、うれしい限りなんですけど。そういうことって、年齢ともリンクしていて、企業に務めている人も、僕らくらいの年齢になえると、責任も負わないといけない分、自由にやる機会も与えられたりするじゃないですか。そういうことを聞いたり何かで読んだりすると、親近感を覚えるんですよね。

――昨年出演されていたドラマ『下町ロケット』で演じたのも、大企業である帝国重工に勤める宇宙開発事業部の若手エンジニアで、ご自身と同世代の役したよね。

中村:浅木捷平という役は、僕の中での解釈では、うまいこと生きてるマイペースなヤツだと思ったんですよ。帝国重工という大会社にいて、すぐ横では権力争いをしているけれど、浅木は技術職として向き合えてて……。


――見ている側としては、ピュアな印象のほうが強かったのですが、ピュアに技術職をやるには、マイペースなところもあったからだということですか。面白いですね。

中村:そうなんです。根っこはピュアなんだけど、それだけだったら、つくだ製作所のような零細企業に勤めればいい。でもちゃんと可能性のある大会社に勤めて、若手だけれどそこそこのポストについて、仕事も任せられている。そういう部分での器用さもあるのかなという解釈をしていました。


社会人としてしっかり背負いたい
――では、主演映画の『星ガ丘ワンダーランド』で演じた瀬生温人という人物は、どういう解釈をされていましたか?

中村:温人っていうやつは、苔みたいな人間で、ひっそりと自生してささやかに生きてる青年だと思いましたね。なにかしらの過去の出来事に鎖でつながれてて、誰がつないだでもないのに、ほどけずにいて、そのせいで年をとっても子供の部分が残っている。この物語はいろんな出会いと出来事からスタートするんですけど、こいつの人生において、初めて能動的に動いた瞬間が描かれてるんじゃないかと思って役を演じました。最初と最後でもちろん変化はあるんですけど、あくまでもささやかな男の人生を描いているのだと、そんな男の一場面だと思ってやってましたね。


――さきほど、責任も出てくるという話がありましたが、こうした主演作での責任感はどう感じてましたか?

中村:自分が見てきた先輩の素敵な主演像って、前向きで楽しくて、仕事でもプライベートでも周りに刺激を与えてくれるようなものだったんですよね。それって、背中で語れるような人だと思うので、そういう人になりたいと思っています。でも、映画は見てもらってなんぼの商業作品でもあるので、社会人としてしっかりと背負っていかないとなって思いながら、今朝は起きてきました(笑)。

――20代では、何をやりたいかすぐに答えられなかったという話もありましたが、最後に、今の野望はなんですか?

中村:いろんなことができるのは楽しいですよね。仕事はもう全部やりたいですよ。今公開されてる映画は全部出たいし、月曜から日曜まで毎日ドラマに出たいです。僕はそういう人間なんです(笑)。


――やっぱり今は即答なんですね。ありがとうございました。
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映画『星ガ丘ワンダーランド
「星ガ丘駅」の駅員として働く主人公の温人(中村倫也)のもとに、20年前に姿を消した母の訃報が届き、離れ離れになっていた兄(新井浩文)、そして義理の姉(佐々木希)と弟(菅田将暉)と再会。閉ざされた過去が明らかになっていく物語。CMクリエイター・柳沢翔が初の監督&オリジナル脚本を手掛けた長編映画第1作目。
西森路代
ライター。地方のOLを経て上京。派遣社員、編集プロダクション勤務を経てフリーに。香港、台湾、韓国、日本などアジアのエンターテイメントと、女性の生き方について執筆中。現在、TBS RADIO「文化系トーラジオLIFE」にも出演中。著書に『K-POPがアジアを制覇する』(原書房)、共著に『女子会2.0』(NHK出版)などがある。


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