〜接点なきサポーター 〜
中村倫也さんにとっては
待望の主演映画だったことでしょう。
「スピニングカイト」以降
3年ぶり(実際には6年ぶり)の主演映画
これでもか!!と・・・・
山のような、画像をご覧ください。
宝物の映画です。
2016年
主演 瀬生温人 役
駅員の温人は、忘れ物預かり所で落とし物に、持ち主を想像して絵を書いていた。
タップシューズの落とし物を受け取りに来た紳士は、林檎を御礼に持ってきた。
そしてタップダンスを披露してくれた。
それは温人が子供の頃、星ガ丘ワンダーランドで見た光景だった。
星ガ丘ワンダーランドのスノードームは母の落とし物??
落とし物の期限が過ぎたビニール傘
取りに来た女性のために、焼却炉に探しに行く。
母が亡くなった知らせを聞いた温人、
再婚先の息子(父親違いの弟)
が母の死は、温人達のせいだと思い込み
駅に来て・・温人を殴ってしまう。
温人は、兄が母にお金を請求したのだと思い込み、実家の会社に行く〜
そこでワンダーランドの設計書(父が書いた設計図)を見て、星ガ丘ワンダーランドに向かう。
兄は、すでに閉園してしまっている星ガ丘ワンダーランドの照明を勝手につけた。
兄弟でその照明の輝きを見つめる。
まるで昔に戻ったように〜星ガ丘ワンダーランドは輝いていた。
その光の色は
母の好きだった赤い色だった。
不器用で寡黙な父親の母に対する愛情がそこにあった。
温人は、警察に呼び出された。
母の死の原因が判明したのだ。
かつて子供の頃、温人がワンダーランドで階段から落ちて怪我をした。
母は、父に責められ責任を感じて
雪の降る寒い日、家を出たのだ。
母は亡くなった日、閉店したワンダーランドで兄を待っていた。
そこで
階段から落ちた子供を助けようと自分が落ちてしまった。
子供達が話したことで、事故の様子が明らかになったのだ。
母は、温人!と叫んでいたというのだ。
落ちた子供と温人が
だぶって見えたのだろう。
それを聞いた温人は、
母が自分のことを忘れてはいなかった事を知る・・・・
孤独を感じていた温人は
母の愛を感じることが出来たのだ。
母が一人で歩いていった雪の降る日。
そんな光景の雪の降る日。
「お母さん、さようなら」
エンドロール
木村佳乃の子守唄が流れる