〜接点なきサポーター 〜
彼は“完璧な優等生”かそれとも…「ルース・エドガー」 中村倫也が1人7役演じ分けるミステリー「水曜日が消えた」 DVD鑑賞おひとりさま編
1/4(月) 16:56
【年末年始はDVD鑑賞 おひとりさま編】
この年末年始は、コロナ禍で実家に帰省というわけにもいかない人も多いだろう。そんなとき、どうします。ここは家にこもってDVDでも見てみますか。家族でにぎやかに楽しめる作品から、おひとりさまでささやかに楽しむ作品まで、一挙に紹介します。
おひとりさまで楽しみたいなら、まずはジワジワくるサスペンスものから『ルース・エドガー』はどうだろう。17歳の黒人高校生、ルース。誰からも称賛される優等生だが、過激思想の疑いもみえてくる。彼は“完璧な優等生”なのか、それとも“恐ろしい怪物”なのか…。
一風変わったミステリー仕立てのダーク・コメディーが『ディック・ロングはなぜ死んだのか?』。バンド仲間のジーク、アール、ディック。ある晩、練習と称しガレージでバカ騒ぎをしていたところ、あることが原因でディックが突然死んでしまう。次第に“死の真相”が明らかになっていく。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
人気俳優、
中村倫也のさまざまな顔が
見られるのがミステリー映画
『水曜日が消えた』だ。
曜日ごとに入れ替わる7人の
人格。
ある日“水曜日”が消えてしまう。
そして気づけば、
ほかの曜日も活動している
気配がない。
残された“火曜日”はどうなるか。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ベトナム戦争の知られざる激戦「ロングタンの戦い」を描き出したのが『デンジャー・クロース 極限着弾』。108人のオーストラリア軍が、2000人のベトナム兵と対峙(たいじ)した。生々しい戦闘シーンは、その場にいるかのような臨場感に見舞われるだろう。
古典的なテーマにもかかわらず、やっぱりじわじわと怖いのが『透明人間』。富豪で天才科学者エイドリアンの束縛から逃げ出したセシリア。エイドリアンは命を絶つが、セシリアはその死を疑っていた。身の回りに起きる不可解な出来事。セシリアは「見えない何か」のために徐々に正気を失っていく。
最近は怪作への出演で存在感を示しているニコラス・ケイジの『カラー・アウト・オブ・スペース-遭遇-』は幻想小説で知られるラヴクラフトの『宇宙からの色』が原作。閑静な田舎に住むガードナー一家。理想の生活は、奇妙な色の隕石(いんせき)が前庭に落ちてきたことで終わりを告げる…。
最後は心を落ち着けて、ブルース・リーの師匠であるイップ・マンを描く最終作『イップ・マン 完結』がオススメ。1964年、サンフランシスコに渡ったイップ・マンは異郷で生きる人々が直面する厳しい現実を知る。そんな中、太極拳の達人、ワンが海兵隊軍曹のバートンに敗れ、最後の闘いへと向かうことになる。