〜接点なきサポーター 〜
「今も遊びながら、家でコーヒーを淹れています」──中村倫也 ドラマ「珈琲いかがでしょう」放送記念!中村倫也×コナリミサト対談
「珈琲いかがでしょう」ドラマ放送記念対談!
発売中のエレガンスイブ6月号で掲載された、『珈琲いかがでしょう』(テレビ東京系)ドラマ化記念のコナリミサト先生と中村倫也さん対談は、実はもっともっと盛り上がっていたのです! 本誌でお見せできなかった二人のトーク、さらにたっぷり楽しんでください!!
今も遊びながら、家でコーヒーを淹れています(中村)
——『珈琲いかがでしょう』で青山一を演じるにあたり、中村さんはコーヒーを淹れる練習をかなりしたとか。
中村「今も家で淹れていますよ」
——苦いコーヒーは苦手と言っていましたが、飲めるようになりましたか?
中村「ううん(笑)。でも自分に合う物を探したいなと思って、近所のコーヒー屋のブレンドや豆をいろいろ試したんです。その中で、すごく飲みやすいものを見つけて。それはストレートで飲める」
コナリ「ミルクなしでも?」
中村「そう、すごく爽やかで、スッキリしてる。苦みがそんなにないんです」
コナリ「豆の名前を知りたいです」
中村「“なんとかブレンド”なので、入っている豆が何なのか、よくわからないんです(笑)」
「今も遊びながら、家でコーヒーを淹れています」──中村倫也 ドラマ「珈琲いかがでしょう」放送記念!中村倫也×コナリミサト対談
——コナリ先生も『珈琲いかがでしょう』を描いている時は、コーヒーの淹れ方を研究したのでは。
コナリ「当時は毎日、淹れるようにしていました。最近、久しぶりに淹れてみたんですけど、すっかりヘタになっちゃってましたね。お湯を輪っか状に回して落とすの、難しくないですか?」
中村「ドラマでやったのは、回さない淹れ方なんです。コーヒールンバの平岡さんという芸人さんから教わったんです。作中だと、垣根さんがコーヒーの淹れ方を習ったモタエさんは、回していましたよね」
コナリ「あれを描いたのが5年くらい前なので、淹れ方のトレンドが変わったのかな? 今は一点集中で淹れるんですか?」
中村「トレンドかはわかりませんが、お湯をいっぱい入れて渦を作ると、中でコーヒー豆が動くことによって、いろんな味が引き出されるということだと思うんです。一点で淹れるとコーヒー豆があまり泳がないから、真っ直ぐに液が落ちていく。通ったところからだけ抽出されるから、クセのないコーヒーを淹れられるんです。僕も家で回す淹れ方をやってみたのですが、一点のほうがエグみは出づらい。もちろんコーヒーのエグみが好きな人もいるでしょうから、蒸らす時間を変えてみたり、今もいろいろと遊びながら家で試しています」
コナリ「すごい! 挽き立ての豆って、お湯を含むとふくらんでいくじゃないですか。あれが楽しいから、ぜひみなさんもおうちでコーヒーを淹れてほしいです」
中村さんに、ゴンのダメなところを聞いてみたい!(コナリ)
——コナリ先生が中村さんに、聞いてみたいことはありますか?
コナリ「コーヒーは関係なくて、DIYの配線問題なんですけど……」
中村「そうだ、そんな話もしましたね。ディアウォールとラブリコの話(天井と床で突っ張って作る支柱)を」
コナリ「そうです! どっち派ですか? みたいな話を(笑)」
中村「配線問題って、何ですか?」
コナリ「コードやコンセントが多くて、混線しちゃうんですよね。この問題、どうしていますか?」
中村「基本的に延長コードを使って、見えないところに置いています」
コナリ「ごめんなさい、時間がもったいなかった(笑)。あっ、そうだ! 『凪のお暇』のゴンは、これからどうしたらいいですか?」
中村「アッハッハ!」
コナリ「めちゃくちゃ聞きたい!」
——中村さんの言葉によって、ゴンの将来が変わるかも……!
中村「僕のゴンは、凪にフラれて終わっていますからね」
コナリ「まだ終わってないですよ、ドラマのゴンだって。続編があるかもしれません」
中村「住んでいたエレガンスパレスは、解体されちゃいましたし」
コナリ「そうなんですよね……」
中村「うららも、でかくなっているでしょうし」
コナリ「どんどんキレイになっているでしょうね」
中村「コミックの最新刊では、ゴンが北海道の凪の実家に行き、ロミオとジュリエットみたいになって、親にバレてましたよね」
「今も遊びながら、家でコーヒーを淹れています」──中村倫也 ドラマ「珈琲いかがでしょう」放送記念!中村倫也×コナリミサト対談
コナリ「そうなんです。今はストーリー的に、ゴンルートに入っていて」
中村「ゴン、頑張ってますね」
コナリ「頑張ってます。だからどうしようかなと思っているんですが……、中村さんが思う、ゴンのダメなところを聞きたいです」
中村「強引さのないところじゃないですか?」
コナリ「おお〜!」
中村「本当の意味での優しさに目覚めてしまったら、他人に譲ってしまいそうですよね、あいつは」
コナリ「わかります。そういうところ、あるんですよ」
中村「“そんなこと気にせず、手を引っ張っていっちゃえばいいんだよ!”ということって、あるじゃないですか。でもゴンには、その経験がないから」
コナリ「“凪ちゃんにとっては、我聞くんのほうがいいんじゃないか”というモードにゴンが入るかもしれない」
中村「ヤツがメンヘラになるところは、見てみたいですけどね(笑)」
コナリ「ゴンのメンヘラになってるところ、見たいですよね! 凪にヤキモチを妬かせようとして、ちょっと変なことしちゃったりするんじゃないかな」
——中村さんは、そんなゴンを演じてみたいですか?
中村「ただ、ドラマは完結しちゃったから、続編とか考えられないですよね……」
コナリ「でも実は凪のお父さんが、ゴンにそっくりだと判明したから」
「今も遊びながら、家でコーヒーを淹れています」──中村倫也 ドラマ「珈琲いかがでしょう」放送記念!中村倫也×コナリミサト対談
中村「“判明したから”って、あなたが作っているんでしょうに(笑)」
コナリ「そうなんですけど(笑)、判明したから、凪のお父さんに扮する中村さんと、ストレートヘアになった黒木(華)さんの夕役が見たい!」
中村「若かりし頃の二人ね」
コナリ「そうです、凪の両親のバブル時代の恋物語」
中村「もしかしたら、夕ちゃんがゴンに惚れちゃうこともあるかもね」
コナリ「まさに今、そうなんです!」
中村「えっ、そうなの!?」
コナリ「そうなの、恋してるんですよ!」
「今も遊びながら、家でコーヒーを淹れています」──中村倫也 ドラマ「珈琲いかがでしょう」放送記念!中村倫也×コナリミサト対談
中村「そりゃ、あれだけ似ていたらね。ゴンも優しくしちゃうだろうし」
コナリ「そうなんですよ! 優しくされて、恋しちゃってるんです」
中村「これは……、ドロドロ展開になっちゃうね(笑)」
インタビュアー:篠崎美緒 カメラマン:竹中智也 スタイリスト:戸倉祥仁(holy.)/ヘア&メイク:Emily
「今も遊びながら、家でコーヒーを淹れています」──中村倫也 ドラマ「珈琲いかがでしょう」放送記念!中村倫也×コナリミサト対談
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