〜接点なきサポーター 〜
新人監督からのオファーが多いことを
サラッと語っている。
ファンとすれば、大物監督から主役のオファーが来ないかな?
「ファーストラヴ」の堤監督は
大物ですね。
今は、
どんなお仕事されているのでしょう???
もうすぐわかるのでしょうか?
今年に入って映画の撮影は
あったのでしょうか?
映画でしょうか?
舞台をやって欲しいのですが〜
秋冬ドラマ???
そのうち分かるのでしょうね。
一筋縄ではいかない役でしょうか?
それではNO3スタート
・・・・・・・・・・・・・・・・
ー まぁ、確かに。
「で、演じて見たら一言も発しない、
サングラスで目さえも見えない
男になっていた」
ー でも!曜日リレーしていく
付箋メモは一番ツボでした。
「そうね、一番面白いヤツだよね」
ー この人に会いたいと思いました。
「ははは!なんか、
センスいいの、こいつ。
クラスでは目立たなかったけど、
ラジオのハガキ職人やってるタイプ」
ー あぁ!
「陽気で明るく楽しいクラスの
人気者じゃないヤツのほうが、
実は一番面白かったって
あるじゃない。そういう感じ」
ー この作品を観るまでは、○曜日しか生きられないなんて考えたことがありませんでした。
「そうだろうなぁ。
しかも続いていく訳で。
勝手に髪形を変えたらほかの曜日に
怒られるよね。
みんなそれになっちゃうから。
坊主になんかしたら、
月曜日とかめっちゃ文句言いそう」
ー (笑)。目覚めた時に何曜日になっているかは、意識してわからないように演じていたんですか?
「いや、単純に火曜日として目覚めて、
彼にとっては前日が月曜日で
いつも何かしらあいつが
やらかしていて。
また迷惑こうむってしかも
眠いなぁと思いながら、
“今日”どうなんだというのが
(芝居の)ベースにある。
ただ、火曜日が水曜日にも
行き出してからは、
今日は○曜日という発想も持ちながら、
プラス観ている人達が結果を知る
までの時差は意識して演じていました。
その情報のインプットとの間で
遊ぼうと思って、
『ホーム・アローン』みたいなことを
やったり、色々と」
ー 時差、面白かったです。一瞬「もしかして今日は土曜日かも?」
とか思えて。
「そうそうそう。
全く違う世界になるもんね。
誰かに子供かいたりしても
面白かったなぁ。
『え、俺、パパなの!?』って、
ほかの6つの曜日に衝撃が走る」
ー (笑)。火曜日と月曜日の対峙シーンの撮影は大変でしたか?
「スマホ画面に映る月曜日の
動画との芝居ですからね。
芝居なので、自撮りしました。
物語としては、火曜日の意識が
とんで月曜日に戻って
月曜日が何をしたかを知る。
つまり、月曜の行動のケツが
火曜のスタートになる訳です。
それが鎖みたいに繋がっていくから、
どう撮っていくかが凄く重要。
だから、段取りをかなり
細かくやりました。
作品上の発端は火曜からなので、
しっかり組み立てないと。
衣裳の具合や関連性ある
モノがどうなっているか等も含めてね。
そのの上で、
撮影自体は月曜日から
『おい、見てるか』って」
ー 監督が「チェックします」って言ったら・・・。
「みんなが俺の持っている
スマホの周りに集まって
『OK、OK』って。
元々スタッフ目線のある役者なもので
(笑)、アングルとか照明も
『ここがいいんじゃない?』
なんて撮影して、楽しかったなぁ」
ー その月曜日の映像を見ながら火曜日のお芝居を。
「うん。自分で前日に撮った
月曜日の映像が入ったスマホの
再生ボタンを押してスタート」
ー 凄い。
「不思議だよね、自分だもん。
自分と芝居するって、
変な仕事って思った(笑)」
ー 前回のインタビューで「定型文じゃないお芝居をしたい」と言っていましたが、この作品でも出来たんですか?
「火曜は極力遊んではいるけど、
彼自体か目の離せないヤツなので、
あまりしていないかな。
ちょっとしたリアクションとかは
あるけどね。
ほかの曜日も含めて、
あまり無駄なことはしていない、
この映画では」
ー 遊び過ぎると崩れそう?
「ただでさえ過多で整理が
大変な作品でもあるからね。
そういう時に遊んでも効果がない。
何かが定着したあとに、
時に裏切るというのが自分。
『不協和音〜』は見た目がザッツ
だったから、
それをいかにはぐらかすかで遊んだ。
あと、どうやっても『水曜日〜』
の構成では定型文自体にならないので」
ー この設定自体でだいぶ遊んでいるとも言えますもんね。
「そうそう。この作品自体が遊んでいる」
ー 作品のメッセージとしては「受け入れる」なのかなと思いました。
「僕は、他社もそうだけど、
自分自身に関してもそこは感じましたね。
演じていた時は、
観終わった感想がどうなるか
正直分からなかったんですけど、
試写で観たら、
なんか他人じゃなくても自分の
中だけでもみんなこれくらいの
人格を持っているかもって。
そういう中で失敗や反省や訳
わからなくなって
色々悩むじゃないですか。
俺なんてそんなのしょっちゅうで。
そういう部分も認めていく・・・
認める優しさというか、
ある種の自己肯定だったり、
人間てこういうものだけど
いいよねってことだったり
するのかなって」
ー そういうことをこの形で提示しているとしたら、手法として、なんかいいですね。
「それこそ色んな目線のある
作品なので、見てくれた人達が、
僕らが想像していないような
感覚やメッセージを受け取って
くれたら嬉しい。
そういう懐の深さや裾野の
広さがある品のいい映画だなと思うし、
押しつけがないから、
演じる僕も『やります!』に
なってはいけない。
スタンスとしてね。説教くささが
ないのもいいよね。」
ー 確かに。
「ただでさえみんな説教されて
嫌だなと思っている時代だからさ、
閉塞感もあるだろうし。
そういう意味では、
僕は好きなジャンルの・・・
残り香のする映画だなと思っています」
ー エンドロールのポップさも好きでした。
「そうね、なんか染み入るよね。
オープニングから観ていて
最初は火曜日ってさみしそうだなと
かかわいいなとかま・・
少しキュンとくる風景が必要で。
それが終わっていくときに、
ああいう”なんか楽しそうだな”
になることが必要な映画だった。
でやまた言うけど、
それを押しつけてない」
ー 公開後の反応が楽しみです。
NO4へ・・・つづく