「美食探偵明智五郎」の記事です。

・・・・・・・・・・・・・


中村倫也『美食探偵』逆境で見せた「主演の不屈Tシャツ力」!
2020.07.05 07:00 公開

f:id:airaingood:20200706080006p:plain
 俳優の中村倫也(33)主演のドラマ『美食探偵 明智五郎』(日本テレビ系)の最終回が28日に放送され、平均視聴率9.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)を記録した。番組最高視聴率で“有終の美”とはいかなかったが、この数字は初回の10.0%に次ぐもので、一定の視聴者の囲い込みに成功したという意味では「悪くない」ものだったと言える。


 『東京タラレバ娘』『偽装不倫』などドラマ化が相次ぐ東村アキコ氏の同名漫画を原作とし、変わり者の探偵・明智五郎に今をときめくカメレオン俳優の中村を、“マグダラのマリア”を名乗る殺人鬼に小池栄子(39)を、明智の助手・小林苺に小芝風花(23)を配役した同作。新型コロナウイルスの影響で同クールのドラマが軒並み延期になる中、予定通り4月12日から放送を開始できたのは大きなアドバンテージとなった。

「当初、中村が6月から黒木華(30)との舞台を予定していたため、通常よりだいぶ早い1月から撮り始めていたのが功を奏したようです。予定通りスタートした『M 愛すべき人がいて』(テレビ朝日系)や『ギルティ』(読売テレビ日本テレビ系)も第3話で放送中止を余儀なくされましたが、ストックがあった『美食~』は5月17日の第6話まで放送することができました。せっかくのGP帯初主演ドラマが未曽有の世界的なパンデミックにぶち当たってしまった中村ですが、早撮りしていたのは不幸中の幸いだったかもしれません」(テレビ誌ライター)

 しかし、その裏には演者やスタッフたちの想像以上の苦労があったはず――。前述のライターはこう続ける。

f:id:airaingood:20200706080044p:plain


“あの名場面”は中村倫也によるドラマ視聴者への配慮だった!「皆さんの感情がなるべく途切れないように...」
「放送休止直前に放送された第6話では、中村演じる明智と小芝演じる苺の“ソーシャルディスタンス演出”が話題を呼びました。コロナ禍真っただ中ということもあり、当初プロデューサーは朗読劇のような形を提案したそうなのですが、中村から“フィクションを楽しんで下さっている視聴者の皆さんの感情がなるべく途切れないようにお届けしたい”と言われ、距離をとってセリフを言い合う形になったそうです。真っ暗な世界の中、スポットライトを浴びて向き合う2人。故・蜷川幸雄氏の舞台で鍛え上げられた中村と、若手演技派として将来が期待される小芝だからこそ成立したシーンだと思いますし、手が届きそうで届かない劇中の2人の距離感と現実世界の情勢が見事にマッチした“ドラマ史に残る名シーン”になったと思います」(前同)


 その後、約1か月間の休止期間を経て、6月14日より本編放送を再開。その間も、既に撮影を終えていたHuluのオリジナルストーリーを含む特別編を放送するなど、視聴者の期待を裏切るまいとする作り手の強い熱意が感じられた。

f:id:airaingood:20200706080148p:plain

■最終話の1話前に視聴率急落も『美食探偵』が評価されたワケ
「自粛期間中は中村の自宅動画も大きな話題を呼んだだけに、最終回に向けて“もうひと盛り上がり欲しかった”というのが制作サイドの本音かもしれません。実際、最終話の1話前には6.6%と急落していますからね。終盤の脚本についても、“なぜ明智がマリアに惹かれるのかわからない”“探偵のわりに明智ポンコツすぎる”“美食とあまり関係ない”とキャラやストーリーの破綻を指摘する声が増えてきていました。一方で、最終回後には“キャストの演技力が脚本のアラをねじ伏せた”“ここまでうまい役者がそろうとストーリー関係なく見れた”と中村らの熱演を評価する声が数多く上がりました。全話平均視聴率で見ても、同じ日曜10時半枠の中で大きな話題を集めた『あなたの番です』や『3年A組』を除けば8.59%と健闘していますし、結果オーライといったところでしょう」(前同)



もう脇役とは言わせない!“座長・中村倫也”が撮影現場で見せた共演者への気配り
 また、通常のドラマであれば撮影期間は3~4か月ですが、早撮りしていた『美食~』は結果的に半年もかかってしまった。こうも長くなるとキャストやスタッフの士気も下がりそうなところですが、ドラマ公式SNSのオフショットなどからもわかるように、中村を中心に最後まで現場の雰囲気はよかったようです。


 マリアファミリーのシェフ役を演じた武田真治(47)も、放送終了後のインスタグラムで“撮影最後の週は主演の中村倫也さんが作ってスタッフ&キャスト全員に配ってくれた番組Tシャツで乗り切りました”と裏話を明かしていますし、中村を“ともにぃ”と呼んで慕っていた小芝も、インスタで“苺ちゃんを演じさせて頂けて、すーっっっごく幸せでした”と充実した日々を振り返っています。前例のない事態の中で無事に完走できたのは、座長として作品を引っ張ってきた中村の存在あってのこと。少し前までは“脇役で光るタイプ”と評する声も一部で聞かれましたが、今回のドラマで改めて“主演もイケる”ということを業界内外に知らしめたのではないでしょうか」(同)


f:id:airaingood:20200706080253p:plain

 クランクアップでは、スタッフに向けて「皆さんとこのドラマを作り上げることができたことが、間違いなく、僕の人生の『誇り』の1つになったと思います」とコメントした中村。ファンにとっても記憶に残る一作になったことは間違いないが、主演・助演のくくりにこだわらず、これからも人々を魅了する演技を見せ続けてほしい!