airaingood’s blog

2023年3月25日大安吉日、中村倫也さんが水卜麻美さんと結婚したことを公表しました。これからも、応援していきます。

中村倫也Company〜「過去作・・『ライフ』」

〜 接点なきサポーター 〜

私も『ライフ』を観ていて感じたことを見事に書いてくださっています。

 

そうなんです。あまりにもひどいことに関しては、

表情で嫌な顔をしたり、みんなが囃し立てても、彼は同調しません。

 

それが、最後の場面に繋がって行きます。

 

 

 

私は、彼の演技を監督が観ていて徐々に意味のある役に引き上げたのではないのかと思っていました。

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*以下は記事から引用しました。

 

中村倫也

『ライフ〜壮絶なイジメと闘う少女の

物語〜』(2007年/フジテレビ系)

 
 

『ライフ』は、すえのぶけいこによる

人気漫画が原作。

数々の困難に屈することなく

イジメに立ち向かう

主人公・椎葉歩(北乃きい)の

闘いを描いた友情と成長のドラマだ。

そのセンセーショナルな描写で

放送当時から話題沸騰。

最終回で登場した

「おめーの席ねぇから!」

インターネットミームとして

放送終了後も広く用いられるなど

大なインパクトを残した。

『ライフ』がこれだけ反響を

呼んだのは、次々と繰り出される

残忍なイジメ描写もさることながら、

やはり出演者たちの怪優に尽きると

思う。

それを引っ張ったのが、

イジメの首謀者・安西愛海役の

福田沙紀と、

愛海の彼氏・佐古克己役の

細田善彦(当時の芸名は細田よしひこ)だ。

華やかな巻き髪に大きな瞳。

人形のように愛らしいビジュアルの

福田沙紀がにっこりと微笑んで

歩にクラスメイトを一緒に

いじめるように迫る顔は観ている

こちらの胃が痛くなるような迫力。

歩がイジメの標的になってからは

さらにエスカレートし、

歩を見下す目は冷血そのもの。

途中から完全に演出もホラーに

なっていて、

愛海が突然画面に顔を出すだけで

叫び声が出そうになる。

映っただけで心臓が縮み上がるのは

愛海か貞子くらいです。

細田善彦の目をひん剥いての狂演も

ちょっとしたトラウマになるレベル。

当時若手俳優として売り出し中

だった細田にこの役をやらせた

事務所もすごいし、

やりきった細田もすごい。

放送から15年が経った今もなお

消えない爪痕を細田は視聴者に

きつけた。

そんな中、

クラスメイトのひとりとして

出演していたのが中村倫也だ。

当時の芸名は中村友也

ブレイクまで時間のかかった中村は

今作に限らず多数のドラマに

演している。

しかし、

なかなか日の目を見ることはなく、

鬱屈した想いを抱える時期もあった。

けれども、たとえメインの

キャラクターの背景でしかない

人物でも、決してモブにしない。

そんな心意気が、

当時の演技からもうかがえる。

 注目は、そのリアクションだ。

中村が演じたのは、

クラスメイトの石井知典。

女子たちの間で行われるイジメを

冷やかし、

時には燃料を放り込む

キャラクターだが、

注意してよく見てみると、

実はある一定のラインを

超えたときには、

ちゃんとドン引きしているのが

よくわかる。


たとえば2話で薗田優樹(北条隆博
の腕に根性焼きの痕を
見つけるシーン。
そのあまりにむごたらしい痕に驚き、
薗田の身を案じるような視線を
残している。
4話で黒板に歩への誹謗中傷が
落書きされたときも石井は
笑っていなかったし、
5話で副担任の平岡正子(酒井美紀
がイジメに関するアンケートを
配布したときも、
そっと歩を一瞥していた。

常に行動を共にしている
遠藤晃一(山田健太が一貫して
イジメを他人事として
捉えていたのに対し、
石井はレベルを超えた暴力に対しては
同調せず、
本音ではイジメなどくだらないと
思っていた。
それが終盤の“革命”のトリガーと
なるわけで、
もちろん監督からの指導もあったと
思うが、
全話を通しての自身の役割を
中村はしっかり理解し、
それに忠実に応えていた。
まだ多くの人が名を知らぬ頃から、
中村はすでに信頼できる
俳優だったのだ。

ちなみに本作のヘアスタイルは、
当時の流行を思わせる
茶髪のギャル男風。
白ベルトもチャラさを引き立てている。
こんな中村倫也は今では
もうなかなか見ることが
できないという意味も込めて、
チェックしておきたい1本だ。

 

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shueisha.online

 

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