airaingood’s blog

2023年3月25日大安吉日、中村倫也さんが水卜麻美さんと結婚したことを公表しました。これからも、応援していきます。

中村倫也company〜「珈琲いかがでしょう」

〜接点なきサポーター 〜

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以下は引用記事です。
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月曜日、今週も仕事終わりの夜に『珈琲いかがでしょう』(テレビ東京系)がある幸せを思う。この〝人情珈琲群像劇″の登場人物たちのどこかに心を重ねずにはいられない。今日も仕事場での愛想笑いに疲れた表情筋に乾杯。第3話における、滝藤賢一演じるアケミの店「スナックあけみ」で出てくる珈琲焼酎の味を想像しながら、晩酌でもしたくなる。ドラマ内で簡単な作り方を教えてくれているから、作ってみてもいいかもしれない。

第3話の1杯目「男子珈琲」は、「仕事もルックスも完璧な自分」でいたいがために、日々の筋肉体操、香りのきつい香水、ヨン様風のストールを欠かさないサラリーマン、飯田(戸次重幸)の話。青山(中村倫也)の「たこ珈琲」で、珈琲を待ちながら女性社員たち相手にうんちくを語り、全員分の珈琲まで奢っている。しかしある日、彼女たちが女子トイレで自分の悪口を言いまくっているのを偶然耳にする。さらには日ごろ「どんくせえなあ」と馬鹿にしていた、お人好しの同僚・森(小手伸也)が自分より先に出世コースに乗ったことを知り、衝撃を受ける。

飯田と森、正反対の男2人を通して描かれたのは「オジサンになること」とどう向き合うか。髪が薄くなることも腹が出ることも気にしない「ありのまま」主義の森は、有能でありながら腰が低く、周囲を和ませ、さらに相手をフォローするのも上手で、「こういう人が出世するのだな」と思わせる何かがある。

一方の飯田は、「イケてる自分」であり続けたいと必死で、なんだか切ない。そんな彼にキリマンジャロやコロンビアのような、ストレートで飲んでも美味しく気品高い珈琲もいいが、「煮詰め過ぎた麦茶」のようなジャバロブスタを混ぜることで、独特の苦みが不思議なパンチを出して個性的な味になる「ブレンド珈琲」もまたいいのだと伝える青山。

とはいえ「こうありたかった自分」をなかなか捨てられない飯田だったが、その心を動かしたのは、自分よりも20歳年下の妻・由美(筧美和子)の加齢臭(=「煮詰め過ぎた麦茶」みたいな匂い)フェチ発言だったというオチもキュートだった。

2杯目は、女装した滝藤が美しい「金魚珈琲」。迫りくるぺい(磯村勇斗)から逃れる最中、ワゴン車のタイヤをパンクさせた青山は、アケミに「拾われ」、なりゆきでスナックの手伝いをすることになる。そんな中、アケミの前に現れた、中学の頃の同級生・遠藤(丸山智己)。

アケミは、変幻自在な美しい金魚だ。いくつものカット割りで示されるキメッキメの「DESIRE」パフォーマンスと、突然の暗転で示される彼女の「本音」の吐露。そのミステリアスで美しい風貌に、人は勝手にたくさんの物語を当てはめようとする。それはドラマの中の登場人物だけでなく、視聴者もまた同様である。

だが、暗転して示される彼女の「本音」は全部「上っ面で記号的にしか」彼女のことを見ていない遠藤が作り上げた身勝手な妄想によるものだった。さらに、「真っ当で眩しい」と思っていた遠藤は、実は真っ当な仕事をしている人物ではなかったという結末。

アケミが献身的に介護する母親は、他人の目を気にして彼女を遠ざける。狭くて閉鎖的な田舎町は時にアケミに寛容でないのだろう。それでも「私はこの小さい鉢で十分」と彼女が自身を金魚に例えて言うように、「スナックあけみ」という彼女の生きる小さな世界は、とてつもなく温かく、居心地がいいのである。

そして、なんと言ってもアケミを恫喝する遠藤を追い払う青山である。飲むとすぐ眠くなっちゃう王子系キャラを装い、今しがた目覚めたフリをする姿で『半分、青い。』(NHK)のマアくんや『凪のお暇』(TBS)のゴンといったゆるふわキャラを思わせつつ、次の瞬間、映画『孤狼の血』において相手の耳を食いちぎる"狂犬"役をしていた男の「目」に変わっている。中村倫也、凄まじい。

(文・藤原奈緒/イラスト・まつもとりえこ)

【第4話(4月26日[月]放送)あらすじ】

「ガソリン珈琲」 ワゴン車のタイヤがパンクした青山一(中村倫也)は、ガソリンスタンドに立ち寄る。厳つい風貌の店主・ゴンザ(一ノ瀬ワタル)とは知り合いのようで、笑顔を見せる青山に「昔のお前を知っていると身の毛がよだつ」と言いながら整備をしている。 そんな中、一台のトラックがやってくる。セルフでガソリンを入れ始めた運転手の菊川貞夫(野間口徹)は、どこか不機嫌そう。ゴンザ曰く、たまに来店する、声をかけても挨拶すらしない無愛想な客だという。そんな菊川が、思わず動きを止める。青山の珈琲の香りにつられたようだ。「淹れたての珈琲いかがでしょう?」――その声に我に返ったのか珈琲を飲まずに慌てて去ってしまうが、どこか寂し気な様子が気になった青山は、しばらくガソリンスタンドで「たこ珈琲」を開くことに。実は菊川は珈琲を"飲めない"のではなく"飲まない"、ある複雑な事情を抱えていた。

「ファッション珈琲」 青山は、元バリスタチャンピオンとして珈琲界では有名なカフェ店主・モタエ(光浦靖子)にコピ・ルアックの豆を届ける。"幻の珈琲豆"と言われるインドネシアの高級珈琲豆だ。2人でその珈琲を堪能していると、まもなく始まるワークショップの生徒が来店。その中に垣根志麻(夏帆)の姿を見つけた青山は、思わず影に隠れてしまう。そんなことを知る由もない垣根は、珈琲に興味を持つきっかけとなった青山との出会いを語り始める。一方、珈琲について純粋に教えたいモタエは、"箔付け"のために通う生徒たちとのズレに悩んでいて・・・。 その頃、ぺい(磯村勇斗)はとあるヤクザ事務所にいた。組員の花菱(渡辺大)に呼び出されたからだ。なにやら青山について話している2人。果たして2人と青山の関係は・・・? そして青山の隠された過去が徐々に明らかになっていく。

◆番組情報 『珈琲いかがでしょう』
毎週月曜23:06よりテレビ東京系にて放送
出演:中村倫也 夏帆 磯村勇斗 ほか
地上波放送後に動画配信サービス「Paravi」では本編見逃し配信のほかに、Paraviオリジナルストーリー「珈琲"もう一杯"いかがでしょう」を独占配信中

【公式HP】https://www.tv-tokyo.co.jp/coffee_ikaga/
【公式Twitter】@tx_coffee
【公式Instagram】@tx_coffee_ikaga

(C)「珈琲いかがでしょう」製作委員会

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