中村倫也Company〜「『石子と羽男』」

〜 接点なきサポーター 〜

 

 

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(記事から抜粋引用しました。)

 

石子が一歩前へ出て羽男を支えた第1話。最終話では、羽男が石子に傘を差しかけ一歩を支えた。
二人なら二人前以上の爆盛りになれる。石子と羽男が信頼し合える“相棒”として最高のラストシーンを迎えるまでに、私たちが受け取ってきたのは“生きること”そのものだったのではないだろうか。

 

 

 

先週16日に最終回を迎えた『石子と羽男―そんなコトで訴えます?―』(TBS系)。最終話放送後も、連日キャストのクランクアップ写真がドラマ公式SNSでアップされるなど、ロスの声に寄り添っている。『石子と羽男』の放送のない金曜の夜が寂しく、まだまだその余韻にひたっていたい今、毎話心に沁みいるようにイントロが流れ、すべてを包んでいったRADWIMPSの主題歌『人間ごっこが流れるシーンを集めてみると、歌詞にもある「生きる」という言葉に行き着いた。

 

 

 

羽男(中村倫也)が柱の陰に隠れてタイミングを見計らって石子(有村架純)の前に現れる。それがこのドラマの始まりだった。

 

初めて主題歌が流れたのは、大庭(赤楚衛二)が語る“声を上げない”理由に、石子が「それは違いますよ」とまっすぐに問題提起をした場面。職場で不当な仕打ちを受けた大庭や沢村(小関裕太の気持ちに寄り添い、切実に「声を上げて」と訴える石子の思いは、ここから10話を貫き、その思いの厚さを知ることとなった。

 

大庭が石子に傘を差しだした第2話。鉄子とモリ男が挑んだ案件は、小学生の幸多がわざとゲームに課金した案件。イントロが流れたのは、シングルマザーで懸命に働いている母(村佳乃)に迷惑をかけないように息子が考えた“壮大なシナリオ”が明らかになる場面。壁にたくさん貼られた二人の写真は、これまで親子が“頑張って”生きてきた、まぶしい顔が並んでいた。

 

第3話、ファスト映画を制作した山田(井之脇海が土下座して謝罪した時、映画監督(でんでん)は「どんな謝罪をされても 受け入れることはできません」と言った。監督は65歳。また10年かかるならもう映画は撮れないかもしれない。人生って案外短い。取り返せないものもある。

 

日常は人の生き死にと隣り合わせ。キックボードの事故を起こした一奈(生見愛瑠)が、倒れている被害者に駆け寄る映像が見つかる。第4話で、姉(趣里)が信じた妹の声が正しかったと証明された場面であり、人の命に直面した現場でもある。羽男は美しい朝焼けのなか、石子に自分の弱さを本音で語った。法廷で石子を“相棒”だと呼び、姉妹の人生が守られると同時に、後に「人を殺すことがあることに無自覚だった」と一奈は反省の言葉を口にした。

 

高齢者が恋をしたってもちろんいい。病気でこの後の人生の迷惑をかけるだけだからと、思いを寄せる有森さん(風吹ジュン)と離れようとした重野さん(中村梅雀)。しかし、重野さんの誕生日の日に、有森さんは予定を今も空けていることが分かる。「お願いします」と石子に生前整理を依頼する重野さんは、青空の下、晴れ晴れとした表情をしていた。

 

 

 
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