~ 接点なきサポーター ~
今日、心に残っているのは
第三景
晴明の屋敷。庭にいる晴明。
悪兵太がタオを連れてきます。
タオ
あなたが晴明?
晴明
ええ。
タオ
・・でもこの人、人間ですよね。
・・・・中略・・・
晴明
確かに僕はただの人間です。
※少し声の音程が高い。(彼の普通の声の高さ)
・・・・・
晴明
ですよね。でも、その噂は僕が流しました。
※少し音程が高い。(彼の普通の声の高さ)
・・・・・・・
晴明
人は自分よりもあまりにも優れた能力を持つ者を見ると嫉妬する。
それならむしろ異形の者だと思われた方がいい。
異形の者なら、人は自分とは違うと最初から相手にしなくなる。仕事をするには、余計な他人の思惑はない方がいい。
※音程が一段階低くなっている。
・・・・・・・・・・・・・・・・
舞台での中村さんは、
声色は何段階もあって、それを場面毎に使いこなしています。
文章だけだと分かり難いのですが、舞台を観ていると、ありありと、感じ取れます。
○合わせて表情も一瞬にして変わる、そんな場面は何カ所もあります。
○何より驚くのはまばたきのコントロールです。
最後の半眼の場面、台詞が終わるまで
瞬きしません。・・・・
それは本当にすごいです。
#中村倫也#狐晴明九尾狩