〜接点なきサポーター 〜
『狐晴明九尾狩』
サイドで支えてくれた、
立役者の面々・・劇団☆新感線
元方院
美しい衣装に見を包み
登場する元方院の姿は、
一気に、
平安の優美な時代へといざなってくれました。
台詞の一つ一つの完成度は、
舞台を引き立ててくれました。
なんと言っても、
第2景
晴明のことを「ああもう、狐と聞くだけで胃がムカつく鳥肌が立つ。その血が流れていると思うと、それだけで晴明のあの、こう、ほにゃらあっとしてすんとした顔に腹が立つのじゃ。」
の墓面では
笑いが起こります。
晴明のいやその中の人のことを
よく表せている・・・
と思えるからでしょう。
聖子さん、本当に素晴らしい〜語彙力かあったらもっと深く表現できるのですが〜
何しろ物語を面白いものにしてくださいました。
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藤原近頼
台詞回しが素晴らしいですね。
職人技でございます。
正しく公家の雰囲気を漂わせています。
一見優しくて良い人のように見えて、
実は私利私欲の塊〜
中盤から、そんな心根が見え隠れするのが
見ごたえがありました。
この職人技とも言える旨さが、
利風をより不敵な知能犯という位置づけに押し上げてくれました。
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周りで、高い職人技を持つプロフェッショナルたちが固めてくれているからこそ、
この素晴らしい舞台は成り立っているのだと、実感いたしました。
引き続き、素晴らしい方々を書いて行きたいとき思います。