〜接点なきサポーター 〜
『狐晴明九尾狩』
東京公演、本日も含めて残すところ
7公演ですね。
今日も皆さん、コロナ、怪我のないように!!
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今回は
晴明の、メインでは無いけど
良い!!と思う仕草を・・・・
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舞台の後方に立って、殺陣を見ているのですが、
その時に〜
右手を左頬のあたりにかざし、
殺陣を避けるような感じで
立っている姿が
たまらなくセクシーなのです。
その仕草は、
いかにも妖艶な晴明の
イメージぴったりなのです。
恐らくその時に〜扇子を持っていれば
半開きにして顔を隠すのでしょう。
この場面のメインは舞台上の殺陣です。
小さくて分かりにくいですが〜この場面です。
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もう一つ、これはどんな時でも、
常時やっている仕草なのですが〜
服装や髪の毛の乱れなどを常に整える〜
倫也さんの性格が出ていますね。
例えば良くやるのが、
○瓶毛をしごく
晴明は、長い髪の毛を後ろで一つに纏めていますが、瓶毛は長くたれています。
それが時には口に入ったり、顔に張り付いたりするのでしょう。
それを演技の中で普通にしごいて直していますね。
皆さんも何度も目撃していることでしょう。
○衣を直す
陰陽師の衣装は、前がひっくり返ったり
股の間に入ったりなど・・・
それを台詞を言いながらなるべく整えています。
両袖のさばきは、所作の指導にもあるのでしょうから、他の役者さんも当然所作として行いますが、その他の乱れなどはそこまで気にする人は少ないのでは〜と思います。
晴明のみならず、倫也さんの芝居での所作の美しいのは有名ですが、
さり気なく
やはり乱れを直す。
指の先足の先まで、神経が行き届いていると言うところでしょうか。
余談になりますが、
『水曜日が消えた』
夜中、一ノ瀬と映画を見る場面
椅子を倒して、頭を乗せ
自然に寝てしまうシーン。
まるでスヤスヤと気持ち良さそうなのですが、とても体制が悪くきつかったようです。
気持ちよさそうに見えるという事は神経を隅々まで集中させ、リラックスモードの表情を作っているわけですね。
それはまるで、音を立てずに優雅に踊るバレリーナのようです。
優雅であれば有るほど神経を末端まで研ぎ澄ますと言う〜
バレリーナのそれに似ています。
脱線しましたが、
ちょっとした仕草の一つ一つの美しさ
や気の使い方が素晴らしい役者の
明かしだと思いました。
*そもそもの立ち姿が美しい!!!!