airaingood’s blog

2023年3月25日大安吉日、中村倫也さんが水卜麻美さんと結婚したことを公表しました。これからも、応援していきます。

中村倫也company〜「カムイ外伝」

〜接点なきサポーター 〜

数日前

脳裏に脈略もなく

カムイ外伝」と浮かんだのです。
そして忘れていたのですが、
5/10
番組表をみてびっくりしました。

何故、「カムイ外伝」と浮かんだのかはわかりませんが、




「珈琲いかがでしょう」と

リンクする部分がありました。



5/10 17:00〜
WOWOWシネマ
カムイ外伝」が放送された。

主演は松山ケンイチさん。

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松山ケンイチさん
インタビュー記事引用です。

しばしの沈黙。言葉を探しながらゆっくり、ゆっくりと答えが返ってくる。インタビューの最中に何度となく見せたそんな様子からも、彼がいかに強い思いで『カムイ外伝』に臨んだかが伝わってくる。そして決して簡単な役ではなかったことも——。ひとたび見たら忘れられない個性的な役柄を演じ続ける松山ケンイチ。特筆すべきは漫画、小説などを原作とする作品への出演の多さ。原作を持つ作品の宿命として、常に映画化そのものや、配役を疑問視する声にさらされながら、彼は己の演技でそうした声に対して答えを出し続け、映画の公開後には批判を称賛へと変えてきた。本作で演じたのは、白土三平が生んだ漫画史に残るヒーロー。いかにして彼はカムイへと“変身”を遂げたのか?

闘う“70年代”に魅力 「実は、いまの時代にあまりない題材だと思う」

松山さん自身が感じたこの作品の魅力を尋ねると、原作が発表された“70年代”という時代をキーワードとして挙げてくれた。
「70年代前半って、僕は生まれてもいないんですが、この頃の作品って“闘うこと”を題材にしたものが多い気がするんです。それは、実はいまの時代にはあまりないものだと思うし、これまで自分の中になかった価値観に触れて、すごく新鮮な気持ちになりました」。


では、映画への出演を決める上で大切にしていることは? そんな質問を「仕事を選ぶほどはオファーはないですよ(笑)」とかわしつつ、何者かを“演じる”ことの面白さをこう表現する。
「そのキャラクターが、自分にはないものや理解できない部分を持っていると、演じてみたくなりますね。逆に、絶対に自分にしか出来ないようなキャラクターにしたいという思いもあります。そうやって、常に挑戦しながらキャラクターを作り上げていくということを、どこかで意識しているのかもしれません」。このあたりに、原作に負けないキャラクターを作り上げていく秘密がありそうだ。

だが、今回のカムイという役に関してはこれまでに演じてきた役とは勝手が違った。
「これまでは、自分がそのキャラクターであるということを100%信頼して演じていました。でも、今回に関しては明らかに違う気持ちで生きているキャラクターで、時代も異なる。自分と似ている部分が全くなくて、“向き合う”ということが出来なかった。常にどこか疑心暗鬼になっていて…撮影中に挫折感や『この役を演じ続けることはできないんじゃないか?』という恐怖を感じたのも初めてのことでした」。

ケガの功名? カムイと同じく“追い詰められた”精神状態

加えて、撮影現場でケガを負ったという事実も、重圧となって松山さんを苦しめた。
「肉体的にももちろんですが、もう二度とケガで撮影を中断させるわけにはいかない、という変な精神状態で。カムイと似ている部分が全くないって思っていましたが、“追い詰められる”という意味では同じでしたね。逆に、なろうと思ってもなかなかそんな精神状態になれるわけでもないので……それが良いのか悪いのかわからないですけど(苦笑)」。

それでは、クランクアップの瞬間はさぞかしホッとしただろうと思いきや、「そういう気持ちもあんまりなくて。自分がカムイを演じてどうだったんだろう? って思いがいまだに続いてますね」。そこが松山さんらしいと言えばそうなのだが…。

最後に、松山さん自身が好きなシーンを聞いてみた。例によってしばらく沈黙を置いて出した答えは、激しいアクションの場面ではなく、意外なシーン。
「やはりこの作品は、アクションだけでなく人間ドラマがすごくしっかりしてるんです。すごく悲しい人間ドラマですけど。(小雪さん演じる)スガルとのシーンで『おれは(刺客の)追忍ではなく、抜け忍だ』って正直に打ち明けるんですが、スガルは『いや、お前は追忍だ』と拒否する。そこはカムイの不器用さと忍びの世界の厳しさ、社会の厳しさが感じられる良いシーンだな、と脚本を読んだときから思ってました」。

10月公開の『カイジ 〜人生逆転ゲーム〜』、そして来年は『ノルウェイの森』と本作と同じく原作モノの公開が控えるが、本作を観れば「この役を松山ケンイチに!」という監督たちの思いが理解できるはずだ。
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白土三平漫画作品「カムイ外伝」登場人物一覧あらすじネタバレ
白土三平漫画作品「カムイ外伝」のアニメ「忍風カムイ外伝」の主な登場人物一覧とは?
白土三平(しらとさんぺい)の漫画作品「カムイ外伝」は、「週刊少年サンデー」にて、1965~1967年にかけて掲載された代表作品です。江戸時代の階級差別によって苦しむ数多の人々を描いた「カムイ伝」から、カムイの生き様のみにクローズアップしたのが「カムイ外伝」。掲載時から人気を博し、アニメ版では「忍風カムイ外伝」として、1969年4月より、全26話がフジテレビ系で放映されました。

アニメ版の主な登場人物を一覧として紹介すると、まずは、抜け忍として追撃される主人公の「カムイ」。おじの月影をカムイに殺されて、復讐に燃える姉・弟忍者の「早苗・四郎」。自分は抜け忍と名乗りながらも、実はカムイを追っていた追忍の「不動」。驚異的な身体能力を持ち、跳躍力に優れた猿飛の術の使い手の「マシラ」。カムイの必殺技である変移抜刀霞切りを初めて破った両手両足使いの凄腕忍者「名張りの五つ」。


カムイ同様に抜け忍でありながらも、カムイの必殺技を破るほど腕の立つ女忍者「スガル」。抜け忍だったスガルを助け、後に夫となった漁師の「半兵衛」。カムイを自らの身体で暖めて助けたことから、恋慕うようになる半兵衛とスガルの娘「サヤカ」。そして、カムイの唯一の相棒である鷹の「ハヤテ」などです。

白土三平漫画作品「カムイ外伝」のあらすじネタバレ、見どころとは?


白土三平の漫画作品「カムイ外伝」の舞台は、17世紀半ばの德川の世。全ての人間の価値は、身分制度によって定められていました。被差別部落で生まれ育った主人公のカムイは、どんなに能力があっても認められない世の中に嫌気がさし、人としてのプライドを取り戻すために、実力主義の忍の世界に身を置きます。

しかし、実は、忍の世界にも理不尽極まる身分制度が存在していました。「これでは人の世のほうがマシではないか」……あまりにも非情な忍びの掟に絶望したカムイは、忍の世界を脱退。掟破りの「抜け忍」となったカムイは、次々と放たれる「追忍」(抜け忍を始末する忍者)と対決する運命へと追い込まれます。

ついには、孤独なカムイの唯一無二の味方だった鷹のハヤテさえも、敵の放った鷲に襲われて命を落としてしまい、「心を許せるのはお前だけだった……」と思わず涙ぐむカムイ。この場面は、追忍との闘いを強いられ、常にクールにならざるを得なかったカムイが、初めて自らの弱さをさらけ出した名シーンでした。

白土三平漫画作品の最終回が後味悪すぎる!あらすじとネタバレ

白土三平漫画作品「カムイ外伝」はあまり人気が出なかったって本当なの?


白土三平の漫画作品「カムイ外伝」のテレビアニメ版「忍風カムイ外伝」は、毎週日曜日の18時30分~19時00分という、今や国民的アニメ番組となった「サザエさん」と同じ時間帯で放映されていました。オープニング曲「忍びのテーマ」ではインストゥメンタルを用い、ナレーション役に、伝説のラジオ番組「ジェットストリーム」の城達也を起用するなど、当時としては何とも斬新だったテレビアニメ版「忍風カムイ外伝」。

放映期間は、1969年4月~9月までの5カ月間でしたが、当初は、もっと長く放映する予定だったといいます。しかし、主人公が被差別部落出身の抜け忍という設定に加えて、過激な決闘シーンが多く、子供たちが観るには、あまりにも内容が残酷で、暗すぎるという理由で、視聴率が全く伸びませんでした。

白土三平原作「忍風カムイ外伝」の何とも後味が悪い最終回のあらすじネタバレ!
白土三平原作のアニメ「忍風カムイ外伝」は、「最終回の後味が悪いアニメ」としても知られています。24話~26話(最終話)の3話にかけて続くのですが、その内容と終わり方は、たしかに何とも後味が悪いといえます。カムイとスガルの命の恩人であり、自らもカムイと同じ「抜け忍」と言っていた不動でしたが、それはカムイを陥れるための大きな罠。本当は、カムイを殺すためにやって来た「追い忍」だった不動は、カムイを恋い慕っていたサヤカと半兵衛一家、村人たちをも惨殺します。

「この仇は必ず取る!」復讐に燃えたカムイは、最強の敵である不動との死闘に見事打ち勝ちました。しかし、「お前をそう簡単に死なせはしない」と、不動の両腕を切り落とした上に、「殺せ!」と叫ぶ不動を海に沈めて生きたままサメに食わすなどやりたい放題。その残酷さと後味の悪さといったら、本当に半端ではありません。

白土三平原作のカムイを手塚治虫が絶賛!自分のアニメ映画にも出演させていた?

白土三平の父・岡本唐貴(1903~86)は、戦前のプロレタリア美術のパイオニアでした。その没後30年展が、2016年12月16日まで倉敷市立美術館で開催されています。

白土三平のリアル感ある作風には、父親であるプロレタリア画家・岡本唐貴の生き様が強く反響されているようです。白土三平は、幼い頃、父について被差別部落で生活していました。その時の経験こそが、「カムイ外伝」が生まれたモチベーションだったのでしょう。カムイには、白土三平が当時一緒に暮らしていた人々の「声に出せぬ想い」が強く反映されている気がします。

そんなリアリティある作風だからこそ、白土三平の「カムイ外伝」は、「漫画の神様」の心をも動かしていました。自分に厳しいだけでなく、他の漫画家にも辛口だった「漫画の神様」手塚治虫は、「白土三平氏が登場してから、子供漫画には、それまでになかったリアリティやイデオロギーが要求されるようになった」と非常に評価しています。

白土三平自身も、手塚治虫から多大な影響を受けており、初期作品には、手塚作品のキャラクターが当たり前のように描かれていました。自分のキャラを使用されたことを不愉快に感じているかと思いきや、どうやら手塚治虫は喜んでいたようです。

その証拠に、虫プロが「大人のためのアニメーション」として製作した作品「クレオパトラ」(1970)には、白土三平の代表作「カムイ外伝」の主人公であるカムイを友情出演させています。テレビ放映当時は人気が出なかった「カムイ外伝」ではありますが、後には、ラジオドラマや映画にもなっている人気作品。

「大人のアニメーション」として、深夜枠でもいいので、再びテレビに戻って来てくれることを心から願っています。御年84歳になられる白土三平先生のお元気なうちに、どうか実現していただきたいものです。


中村倫也#珈琲いかがでしょう#カムイ外伝