中村倫也company〜「岸辺露伴は動かない」

〜接点なきサポーター 〜

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*以下は記事を引用しました。

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荒木飛呂彦氏(60)の人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」第4部「ダイヤモンドは砕けない」の登場人物、漫画家・岸辺露伴を中心に展開されるスピンオフ作品をドラマ化したNHK岸辺露伴は動かない」は30日(後10・00~10・48)、第3話(最終回)が放送される。

 主演は露伴のファンという高橋一生(40)。露伴は相手を「本」にし、その生い立ちや秘密を知り、さらに書き込みを行って指示を与える特殊能力を持つ。露伴の相棒となる大手出版社「集明社」の女性編集者・泉京香を飯豊まりえ(22)が演じる。

 第3話ゲストは瀧内公美(31)。6年前に交通事故で夫を亡くし、娘の真央と2人暮らしをているインテリアコーディネーター・片平真依を演じる。

 第3話は「D.N.A」。京香(飯豊)から彼女が付き合っている写真家の平井太郎中村倫也)の記憶喪失を“催眠術”で探って欲しいと頼まれた露伴(高橋)。太郎は著名な写真家だったが、6年前に交通事故に遭い、一命は取り留めたが、完全な社会復帰に至っていなかった。露伴が京香に太郎を紹介され話しているところに、バギーに女の子を乗せた片平真依(瀧内)が通りかかる。すれ違いざま、バギーの奥から娘・真央の手が伸び、太郎の裾を掴み、太郎を転倒させてしまう。その瞬間、露伴はシェードの奥から見つめる真央の目に異変を感じていた。

 ▼瀧内公美 原作で描かれている世界観、息遣いに圧倒されっぱなしでしたが、今回の実写化ドラマでも、原作へのリスペクトと共通認識、そして、やはりビジュアルにものすごくこだわりがあったと思います。ヘアメイクもファッションも漫画から飛び出してきたような造りになっています。私の回はリアリティーを重視していたので、演出の渡辺一貴さんがお芝居に対して丁寧に一つ一つの積み重ねをさせてくださり、原作の世界観を大切にしつつも、ドラマにしかないオリジナルな部分もご用意させてもらっています。見どころは何と言っても、岸辺露伴を演じた高橋一生さんのビジュアル、お芝居すべてだと思います。この上なく眼福でした。そして泉京香を演じた飯豊まりえさんの可憐さと気品ある姿も。是非ご覧ください!

 ▼中村倫也 スタッフの皆さんのジョジョ愛、原作へのリスペクトが凄まじく「ここまで想っているなら、この実写化は素敵なものになるに違いない」と確信を持ってクランクインしました。どこか不思議な、たゆたう陽炎のような存在感を目指して平井という人物を演じました。ご期待ください。

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別の記事より〜

ほぼオリジナルキャラクターと言っていい平井太郎中村倫也)だ。ここは、初めて『岸辺露伴は動かない』を観る人にもより分かりやすく、連続短編としての長所も活かした構成になっている部分だ(「スタンド」という言葉を使わず、「能力」「ギフト」に言い換えているのも原作を知らない視聴者への配慮)。

 ホラーサスペンス的要素が強く出た第1話「富豪村」、第2話「くしゃがら」に対して、第3話「D.N.A」は年末の締め括りにぴったりなハートウォーミングな作品となった。6年前の交通事故で彼(奥野瑛太)を亡くした片平真依(瀧内公美)とその忘れ形見でもある娘の真央。太郎もまた交通事故に遭い、その亡くなった彼から臓器提供を受けていた。3人はやがて導かれるように惹かれ合う。彼らを繋ぐのは遺伝子に記憶された魂。亡くなった彼の口癖だった「きっといいヤツ」を真央と太郎が合言葉のように言い合うラストは、原作の物語を見事に昇華させた感動的なシーンだ。

 中村倫也が演じる太郎もハマり役であったように思う。都会的な写真を撮るバキバキのビジネスマンだった以前から、事故に遭い記憶を失ってからは京香の言う“ふんわり彼氏”に。まるで『この恋あたためますか』(TBS系)の浅羽拓実と朝ドラ『半分、青い。』(NHK総合)の朝井正人を行ったり来たりするような、中村倫也への当て書きとも言える役柄。「はちにんこ」と逆さ言葉で近寄ってくる真央の頭を優しく撫でられるのは、中村倫也が最適だっただろう。

 また、多くのジョジョファンを驚かせたのは、露伴ヘブンズ・ドアーの能力に変化が見られたことだ。第2話までは相手の顔面に本のページを置く描写であったが、第3話からは対象ごと本にしてしまう能力に変わった。これはまだ幼い子役の顔に本を置くことができなかったり……という考えもチラつくが、ヘブンズ・ドアーが成長したが正しい、のだろう。

 第1話の冒頭、露伴は「『ピンクダークの少年』は、先月第8部の連載が始まったばかり」と発言している。これは荒木飛呂彦が現在連載中の『ジョジョリオン』に掛けたセリフでもあるが、それほどまでに年月が経っていることを示す言葉でもある。露伴が敬愛する広瀬康一のスタンド・エコーズがACT3までに変化したように、『ジョジョの奇妙な冒険』のキャラクターは成長する。『岸辺露伴は動かない』のエピソード「密漁海岸」で露伴が、たこにヘブンズ・ドアーを使った例があるように、今回の成長も何らおかしくはないだろう。何よりも、真依と真央、そして太郎が飛び出す絵本になって手を繋ぐ演出へと導く結果になったのだから。

 第2話での「噴上探偵事務所」のチラシや「Joogle」の検索結果に出てきた「マニッシュ君」、志士十五(森山未來)が食べた「Tonio pizza(トニオ・ピッツア)」など、ジョジョ愛に溢れた小ネタは第3話にも。3つのサイコロを振りゾロ目を2回連続出す露伴に、泉が「『イカサマ』してません?」というシーンは、東方仗助とのチンチロリンを思わせるシーン。サイコロを握り耳元で強く揺らす動作は、宇宙人の支倉未起隆がサイコロに変身していないかゲロを吐かせようとする大人気ない行為である。また、真央が轢かれそうになる車が「杜」と舞台の杜王町のナンバープレートにもなっていた。

言うまでもなく、今回の『岸辺露伴は動かない』の実写化は大成功であった。動きや描写、ビジュアル、言い回し、全てを露伴として自身に落とし込み、ジョジョ愛を持って演技にぶつけた高橋一生を筆頭に、デコボコだけどどこか気のあった露伴とのコンビ役を演じた飯豊まりえ、怪演で視聴者を驚かせた森山未來、“ふんわり彼氏”として優しいムードを放った中村倫也。生粋のジョジョファンもシビれる脚本を手がけた小林靖子に、細かな演出を施した渡辺一貴を中心とした製作陣。全てに敬意を表したい。この3日間で、「今まで『ジョジョ』は読んだことがなかったけど興味を持った」というようなツイートを数え切れないほど見てきた。「くしゃがら」の袋とじが頭にできるように……ではないけれど、伝播していった好奇心の種から多くの人が荒木飛呂彦作品に触れるのかと思うとワクワクしてならない(連載中の『ジョジョリオン』は今がクライマックスです)。
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