〜接点なきサポーター 〜
「想ひそめし」
も大九監督だったのですね。
アラジンを担当していた、
プロデューサーさんですか。
なるほど起用はやはりこれまでの
彼と仕事をして、いる方々からの
オファーな訳ですね。
やはり、一生懸命走っているから
なんですね。
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特報が公開された際には、「A」の声が中村ではないかと予想する声が多く挙がっていた。なお、中村は2015年のメ~テレドラマ「想ひそめし~恋歌百人一首~」や、2019年公開の映画『美人が婚活してみたら』で大九監督と組んでいる。
脳内の相談役「A」と気ままなおひとりさま生活を満喫していたみつ子だが……(C) 2020『私をくいとめて』製作委員会
「A」を務めるキャストに求められるのは「優しく、落ち着いた声」の持ち主であること。大九監督は中村にオファーした経緯を以下のように話す。「A役はものすごく悩んで、初めは声優さんにお願いすることも考えたのですがプロデューサーから中村くんを推薦されて。彼は『アラジン』の吹替えも担当していたので、そうだあの天才がいたと。中村くん忙しいけどやってくれるかなあと気を揉みつつ、何としてもお願いしたいと」
中村の「A」の声は、のんもスタジオに赴いて収録。後日、収録した「A」の声を録音部が撮影現場で流し、みつ子と「A」の対話シーンが撮影された。「撮影の前に二人に揃ってもらい、お芝居の演出もしながら会話劇を録音しました。のんさんも普通の会話のお芝居としてやってくれていましたし、撮るときもAの演出というよりは2人のシーンの演出として作っていきました。“みつ子にこう言われたら、Aはこういうリアクションをするんじゃないか”といった具合に、2人に演出をつけながら声を録っていった感じです」
「A」の声を堪能できるのは、まさに映画ならではの醍醐味。癒やしのボイスを持つ中村は、来年1月8日公開の『劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き あるがままに、水と大地のネコ家族』ではナレーションを担当。個性豊かな猫たちに話しかけながら、写真家・岩合が見つめるネコと人間の営みへの案内役を担う。(編集部・石井百合子)