airaingood’s blog

2023年3月25日大安吉日、中村倫也さんが水卜麻美さんと結婚したことを公表しました。これからも、応援していきます。

中村倫也company〜「恋あた・・良い人ばかり」

〜接点なきサポーター 〜

共感できた記事をそのまま掲載しました。


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『恋あた』2つの対比により増す切なさ 森七菜、中村倫也、仲野太賀、石橋静河の関係はどうなる?
11/4(水) 6:05

『この恋あたためますか』(c)TBS
 火曜ドラマ『この恋あたためますか』(TBS系)第3話は、2つのものが対比されることで切なさが増していく。

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 まずは、樹木(森七菜)と里保(石橋静河)の“シュークリーム”。審査会では、里保のシュークリームが圧勝し商品化を勝ち取ったが、実際に商品として品質を保ったまま店頭に並べることができるのかという配送テストで苦戦する。発売日の期日が迫るものの、なかなか配送テストをクリアできるパッケージが見つからない。異なる味、異なる素材で作ったこだわりのシュークリーム。4年間企画が通らなかった里保にとって特別なものだった。だが、ビジネスとして結果を最優先する社長の浅羽(中村倫也)は、苦肉の策として樹木のシュークリームも同時に配送テストを実施することを決意。結果、新発売のスイーツとして樹木のシュークリームが発売されることになったのだった。

 そんな試行錯誤の中で生まれたのが、樹木と里保の“友情”。ライバルとして戦った2人は、最初こそ気まずかったものの仕事にかける熱い思いは同じ。共に配送テストに挑む中で、樹木は妥協せず新商品の開発に全力をそそぐ里保のことを先輩としてリスペクトし、また里保も樹木に対して自分にはない素直さに憧れを抱くようになる。次第に打ち解け始めた2人は、お互いに似た者同士であることを実感していく。地下アイドル時代に年下にポジションを奪われた樹木と、今回台風のように現れた樹木に危機感を持った里保。「クソッ?」「クソッ!」と笑い合う姿に見ているこちらまで頬が緩む。

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 “仕事”と“友情”、両立しているときにはこんなに甘く楽しい日々はない。だが、それが残酷な結果をもたらす切なさを、樹木は初めて知ることになる。友情が生まれたからこそ、樹木は自分のシュークリームが商品化されることに複雑な思いを抱く。もし里保に対して何も思うことがなければ、手放しで喜んでいただろう。初めて浅羽に必要とされ、その気持ちに応えたいと作った渾身のシュークリーム。特別なものであることは樹木にとっても同じ。それが、「繰り上げ当選」とはいえ、夢にまで見た商品化。嬉しくないわけではない。だが、一緒にギリギリまで配送テストに勤しんだ里保の存在がチラつくのだ。

 そこに、輪をかけて切なくさせるのが樹木と里保の浅羽への“恋心”。浅羽はモヤつく樹木に「正々堂々と戦った」と声をかける。結果を出したのだから、素直に喜んでいいのだと。それは何事もまっすぐに突き進む樹木をまるごと受け入れてくれるような言葉。「社長のために作った」という言葉が人々の心に刺さったように。樹木の魅力は、思いのままに突き進む力にある。

 一方、樹木とは正反対な里保は本音を隠して大人として気丈に振る舞う。その里保の真意を見抜いた浅羽は「無理して笑わなくていい」と胸を貸すのだ。無慈悲なビジネスマンのように見えて、浅羽の中にも“社長(仕事)”と“男(恋)”という2つの気持ちが揺れ動いているのを視聴者の私たちは知っている。そして、浅羽が里保を抱きしめているところを樹木が目撃してしまうというもどかしさ。さらに外には、浅羽よりもずっと前から“同僚(仕事)”と“男(恋)”の間で苦戦を強いられっぱなしの新谷(仲野太賀)の姿が。しかも、浅羽と新谷の間にも長年かけて築かれた“友情”もある。



 恋も、仕事も、友情も……どれも大切だからこそ、壊したくないと願う。必要としてくれたから、失いたくない。だが、人生はそれぞれの想いが同時に走る。思わぬ衝撃で凹むこともあるし、なかなかフィットする環境を見つけられないこともある。気持ちを切り替えて次の方法を模索した結果、ベストには届かなくてもベターであると判断して進むことも。まるで樹木たちが試行錯誤した配送テストは、私たちの人生そのもののようだ。

 大切な人への想いを抱えながらも仕事は進む。4人の恋と友情はどんな形に収まるのか。それぞれが報われてほしいキャラクターばかりだからこそ、胸が締め付けられる思いだ。この切なさは、おいしいスイーツを食べて落ちつけるしかない!

佐藤結衣

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